vol.240【お役立ち情報】IT導入補助金(二次公募)について
(毎週木曜日配信)財務編
銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー
社会保険労務士 今西章
…IT導入により生産性の向上を図る事業者を支援してくれる補助金です
サービス等生産性向上IT導入支援事業として「IT導入補助金」の二次公募が始まりました。
申請期限は平成29年6月30日です。
この補助金は、中小企業・小規模事業者等が自社の強み・弱みを認識、分析し、生産性向上を図るためにIT導入支援事業者が登録するITツール(ソフトウエア、サービス等)を、同事業者の提案を受けて導入する場合に、その経費の一部を補助してくれるものです。
一次公募で採択された事業者は約7,000件で、業種は様々でした。ITツールの導入にあたり補助金の活用をお考えの方は早めにご準備ください。
概要を確認しておきましょう。
■補助要件
主な要件は次のとおりです。
(1)日本国内で事業を行う中小企業・小規模事業者等であること。
(2)本事業を実施する事業者の労働生産性が、本事業の実施によって3年後の伸び率1%以上、4年後の伸び率1.5%以上、5年後の伸び率2%以上又はこれらと同等以上の生産性向上を目標とした計画を設定すること。
※労働生産性とは、粗利益(売上-原価)÷(従業員数×1人当たり勤務時間(年平均))により算出された値をいいます。
■補助の対象となる事業
補助の対象となる事業の主な内容は次のとおりです。
(1)本国内で実施される事業であること。
(2)事務局(一般社団法人サービスデザイン推進協議会)が認定した「IT導入支援事業者」が登録するITツール(ソフトウエア、サービス等)を導入する事業であること。
※あらかじめ事務局の承認を受け、事務局のHPに補助対象サービスとして公開されたITツール(ソフトウエア、サービス等)が補助対象となります。
■補助金額
対象となるIT導入費用の2/3以内で、上限100万円、下限20万円となっています。
※補助金額が50万円以上の場合は計画書の作成にあたり、よろず支援拠点、地域プラットフォーム、ミラサポに在籍・登録のある専門家等の支援を受ける必要があります。
※補助金額が80万円以上の場合は、経営力向上計画の認定を受ける必要があります。
■その他
補助金の申請は、IT導入支援事業者による代理申請となりますので、IT導入支援事業者に対して申請に必要となる会社情報等を提供する必要があります。
詳しくは、事務局の一般社団法人サービスデザイン推進協議会のホームページからご確認ください。
https://www.it-hojo.jp/
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今西章(社労士 銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー)