vol.220【お役立ち情報】革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金について
(毎週木曜日配信)財務編
銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー
社会保険労務士 今西章
…設備投資等による経営力の向上をお考えの方は是非ご検討ください
革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金の公募が始まりました。
この補助金は、経営力向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等にかかる経費の一部を補助してくれるものです。
公募締切は平成29年1月17日です。早めにご準備ください。
概要をみておきましょう。
■対象事業者
認定支援機関の全面的なバックアップを得て事業を展開する中小企業・小規模事業者が対象です。
※認定支援機関とは、経営革新等支援機関として認定された税理士や金融機関等のことです。
■補助対象事業
対象事業は「第四次産業革命型」、「一般型」、「小規模型」の三種類です。
(1)第四次産業革命型(設備投資が必要です)
人工知能、IoT等を活用した設備投資により生産性向上を図る事業を支援するものです。
補助対象経費:機械装置費、技術導入費、運搬費、専門家経費
補助額:対象経費の2/3以内で上限3,000万円
(2)一般型(設備投資が必要です)
補助対象経費:機械装置費、技術導入費、運搬費、専門家経費
補助額:対象経費の2/3以内で上限1,000万円
(3)小規模型
○設備投資のみ
補助対象経費:機械装置費、技術導入費、運搬費、専門家経費
補助額:対象経費の2/3以内で上限500万円
○試作開発等(設備投資は必須ではありません)
補助対象経費:機械装置費、技術導入費、運搬費、専門家経費、
原材料費、外注加工費、委託費、クラウド利用費等
補助額:対象経費の2/3以内で上限500万円
◇「一般型」、「小規模型」は次の場合に補助上限額が増額されます。
・雇用増(維持)・賃金5%以上引上げ:上限額2倍
・最低賃金10%以上引上げ:上限額がさらに1.5倍(上記と併せて上限額3倍)
■加点項目
以下の取組を行う企業は、審査において加点されます。
(1)総賃金の1%賃上げ等に取り組む企業
(2)TPP加盟国等への海外展開により海外市場の新たな獲得を目指す企業
(3)経営革新計画の承認を受けている企業
(4)経営力向上計画の認定を受けている企業(第四次産業革命型、一般型のみ)
(5)小規模型に応募する小規模企業者
(6)台風により激甚災害に指定された地域で事業を実施する企業
(7)IT化に取り組む企業
公募要領の詳細については、各地域の中小企業団体中央会のホームページまたは中小企業庁の支援ポータルサイト「ミラサポ」(https://www.mirasapo.jp/ )からご確認ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今西章(社労士 銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー)