vol.125【お役立ち情報】「平成27年の補助金」について(その2)
(毎週木曜日配信)財務編
銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー
社会保険労務士 今西章
…地域資源の活用を応援する補助金、支援策が始まります
地域の活性化は国の重要な施策の一つです。
経済産業省ではその支援策として「ふるさと名物応援事業」を展開し、いくつかの新しい補助金を計画しているようです。
この事業にかかる予算として、平成26年度補正予算で40億円、平成27年度予算で16億円の合計56億円が計画されています。
この予算額は、創業・第二創業促進補助金と同じくらいの規模です。
「ふるさと名物応援事業」では、次のような補助金、支援策が計画されています。概要を見ておきましょう。
■商品・サービス開発を支援する事業
中小企業・小規模事業者が、異分野の事業者と共同で商品・サービスの開発などを行う場合に、開発にかかる費用の2/3(上限1,000万円)の補助が受けられます。
また、中小企業・小規模事業者が、地域資源活用や農商工連携により商品・サービスの開発などを行う場合に、開発にかかる費用の2/3(上限500万円)の補助が受けられます。
■販路開拓を支援する事業
小売事業者等が、製造事業者と連携して「ふるさと名物」などの販路開拓に取組む場合に、取組にかかる費用の2/3(上限1,000万円)の補助が受けられます。
※大企業の場合は費用の1/2(上限1,000万円)になります。
■地域ブランド化を支援する事業
複数の中小企業・小規模事業者が「ふるさと名物」などの地域ブランド化に取組む場合に、取組にかかる費用の2/3(上限2,000万円)の補助が受けられます。
■その他の支援事業
地域資源を海外展開させるために、国内外の専門家などを活用して行う、ものづくり、食、観光等の地域資源の発掘や、海外向け商品の開発等の取組を支援する事業も予定されています。
◇このほかにも国の施策に沿ったいろいろな補助金、支援策が展開されると思います。
補助金の活用をお考えの方はお問い合わせください。
今西章(社労士 銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー)