vol.106【お役立ち情報】創業・第二創業をお考えの方に
(毎週木曜日配信)財務編
銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー
社会保険労務士 今西章
補助金の募集が始まればすぐに応募できるように、今から準備しましょう
▶vol.106『創業・第二創業をお考えの方に』/銀行融資プランナー協会
創業補助金の最終審査分の結果発表がありました。
7,649件の応募に対して2,363件(30.9%)の採択だったようです。
先行審査分の採択状況は、1,593件の応募に対して761件(47.8%)の採択でしたから、採択率ではかなり厳しい結果となりました。
補助金は早い時期の募集に応募するほうが有利で、あとの募集になるほど厳しくなると言われますが、創業補助金も例外ではなかったようです。
また同じ時期に平成27年度の経済産業省関係の概算要求内容が発表されました。
中小企業・小規模事業者政策の柱の一つに「創業・第二創業等へのきめ細かな支援」が挙げられ、新規に「創業・第二創業促進補助金」(25億円)も計画されています。
これは、創業者(女性・NPO含む)に対する創業費用の補助に加え、新分野に挑戦する第二創業者に対して、新たに撤去費用等の廃業コストも支援するという補助金になりそうです。
今年と同じようなスケジュールになれば平成27年3月には募集が始まります。
今からしっかり事業計画を練って、募集が始まれば早めに応募できるように準備しましょう。
事業計画書の策定にあたっては、その事業が成功した時の姿(ゴール)は簡潔に述べるにとどめて、
■なぜその事業を始めようと考えたのか。
■その事業、商品、サービスの独自性は何か。
■その事業を進めていくうえでの課題は何か。
■課題を克服するためにどのように取組むのか。
といったプロセスを具体的、論理的に説明することが重要です。
また、裏付けとなる数字や資料等も必要です。
事業計画書の策定にあたってお困りの際には、是非お問い合わせください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今西章(社労士 銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー)