vol.136【お役立ち情報】「小規模事業者持続化補助金」について
(毎週木曜日配信)財務編
銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー
社会保険労務士 今西章
…第2次受付の締切は平成27年5月27日です。早めにご準備ください
この補助金は、小規模事業者が商工会議所・商工会の助言等を受けて経営計画を策定し、販路開拓(創意工夫による売り方やデザイン改変等)に取り組む場合に、その費用の2/3(上限50万円)の補助が受けられるというものです。
約252億円の予算により3万の事業者を支援する計画です。
※昨年の採択件数の倍以上の件数です。この機会に是非、補助金の活用をご検討ください。
■補助対象者
対象となるのは次の小規模事業者です。
◇常時使用する従業員数が5人以下の卸・小売業、サービス業
◇常時使用する従業員数が20人以下の製造業その他
常時使用する従業員には、パートタイム労働者(所定の労働時間が同一事業所に雇用される通常の従業員の所定労働時間に比べて短い従業員)は含まれませんので、結構幅広い事業者が対象になります。
■対象事業
販路開拓等のための取組が対象になります。
【取組み例】
◇広告宣伝
新たな顧客層の取り込みを狙い、チラシを作成・配布する。
◇集客力を高めるための店舗改装
幅広い年代層の集客を図るため、店舗のユニバーサルデザイン化に取組む。
◇展示会・商談会への出展
新たな販路を求めて国内外の展示会に出展する。
◇商品パッケージや包装紙・ラッピングの変更
新たな市場を狙って商品パッケージのデザインを一新する。
■補助金額
補助金額は、対象となる取組に係る費用の2/3以内(上限50万円)です。
※あわせて次の取組を行う場合は上限額が100万円になります。
◇雇用を増加させる取組
◇従業員の処遇を改善する取組
◇買い物弱者対策の取組
応募の締切は平成27年5月27日ですが、申請にあたっては所定の様式による「経営計画書」、「補助事業計画書」を策定し、最寄りの商工会議所、商工会に提出して「事業支援計画書」を作成してもらう必要があります。
この手続きに1週間程度かかりますから、早めの準備が大切です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今西章(社労士 銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー)