vol.129【お役立ち情報】ものづくり補助金の事業計画書について
(毎週木曜日配信)財務編
銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー
社会保険労務士 今西章
…事業計画書策定のポイントを確認しましょう
ものづくり補助金の事業計画書策定にあたっては、
◆補助対象要件に合致していることを示す。
◆補助事業についての取組内容を具体的に記載する。
ことが必要です。
【革新的サービス】の類型で応募する場合の補助対象要件には、『「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」で示された方法で行う
革新的なサービスの創出等であること。』という要件がありますから、例えば、事業計画の内容が付加価値の向上を図る計画の場合には、ガイドラインで示された次の8つの具体的手法のどれに該当するかを示す
必要があります。
■誰に
(1)新規顧客層への展開
(2)商圏の拡大
■何を
(3)独自性・独創性の発揮
(4)ブランド力の強化
(5)顧客満足度の向上
■どのように
(6)価値や品質の見える化
(7)機能分化・連携
(8)IT利活用
また、効率の向上を図る内容の事業計画の場合には、次の2つの具体的手法のどれに該当するかを示すことが必要です。
(9)サービス提供プロセスの改善
(10)IT利活用
該当する手法は複数でもかまいませんが、該当する内容を具体的に分かり易く記載することが大切です。
※記載のポイント
現状の課題分析や市場の分析についての記載と、その課題を解決するための取り組みがどのように他社と差別化し競争力強化につながるのかということを分かり易くまとめることがポイントです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今西章(社労士 銀行融資プランナー協会 財務アドバイザー)